心菜(シンツァイ)さんの経歴紹介
1973 年東京都出身。高校卒業後すぐに舞台女優を目指し、以来長く仕事する。主に時代劇の舞台が多く、日本舞踊や殺陣でのイベントなどでも活躍。そんな中、その転機は出産と子育てでやってくる。日中は保育園に預ける事ができても夜は預け先がなく、不定期に入る舞台の稽古には参加ができず女優業を休業していた時期。慣れない子育てで毎日睡眠不足。出産を機に直面したホルモンバランスの変化や栄養不足。また、40 才という年齢になり、『若い時とは違う体と心』で不安な日々が続いていた時に、『経絡ストレッチヨガ』と出会う。現在は地元でのクラスレッスンを始め、フィットネスやヨガスタジオでのレッスン、マンツーマンでパーソナルレッスンを行う、経絡に特化したストレッチヨガインストラクターとして活躍。
保有資格
- ストレッチヨガインストラクター
- キッズヨガインストラクター
- ママヨガインストラクター
Webメディア
心菜(シンツァイ)さんの輝く先輩インタビュー
――その資格を取ったきっかけはなんですか?
息子が 2 才の時になったイヤイヤ期でした。仕事で疲れて帰ってきて、夕飯の支度をしている途中で泣く。夕飯を食べては泣く。お風呂に入ればまた泣く…そんな日々が続きました。
ある日保育園に迎えてに行くと、先生にせかされたのが嫌で息子は怒り、廊下に座りこんで動かないんです。30 分待っても全然ダメで、とうとう人目も憚らず、私、大爆発しちゃったんです。
先生が 3 人も飛んできて…で、翌日『男の子のしつけの本』を買おうと思って本屋に行ったんですが、私が買ったのは『呼吸法の本』だったんです。
試したその晩、息子を出産して以来、初めて朝までぐっすり眠れたんです。
2 年ぶりでした…他にも、女優時代の時からずっと悩んでいた腰痛(坐骨神経痛)や生理不順もよくなって、それからご縁があり今の『経絡ストレッチヨガ』に出会い、イライラや不安な気持ち、心のストレスを簡単に流せるようになりました。
柔軟性を必要とするヨガのポーズに重視するのではなく、中医学理論的をベースに、心身の状態をよくして呼吸を調え内蔵機能アップをしていくスタイルを、沢山の方にお役立て頂きたいと思い資格をとりました。
――その資格を取るうえで大変だったことはなんですか?
中医学の知識も、ストレッチやヨガの基礎もなかった事です。全くのゼロからのスタートでした。
先生は大阪を拠点に活躍されていたので、東京でのレッスンはたったの月 1でした。順番を覚えるどころか何に効いているのかもわからずに、先輩のレッスンに遠くまで通ったり、すでにヨガインストラクターとして活躍していた同期と勉強会をして、頭と体で覚えるしかありませんでした。
今年、今所属する研究会の最後の試験を受けたんですが、インストラクターなのに実技のテストがなく、筆記のみで、とにかく漢字を覚えるのに必死でした。
先輩が「大学受験並み」とおっしゃっていましたが…朝起きてはミニテスト。お昼休憩にミニテスト。夜寝る前にまたミニテスト。軽い腱鞘炎になりました(笑)
――その資格を取って良かったですか?その理由はなぜですか?
はい、良かったです!
中医学は日本にも元々あった医学で、その名残が『おばちゃんの知恵袋』です。言わば『自然療法』ですね。知識があれば、病気になっても慌てる必要もなく、必要以上に病院に行ったり薬に頼らずにすみます。
私はインストラクターの前に、妻であり母ですので、その知識は家族の健康管理にも十分役立ちます。息子が生まれた時に私は 36 才、主人は 44 才でした。
もしかしたら孫の顔はもちろんパートナーの顔を見ることも、息子を託す事も出来ないかもしれません。息子が一人になってもその知識をすぐに思い出し、役立ててくれればと思っています。
レッスンでは、正座や胡座ができなかったお客様が何度かのレッスンに通って出来るようになったり、術後の後遺症で腕が上がらなかった方が上がるようになったと喜んでくれる姿を見られるのが何よりの喜びです。
――最後に、これからこの資格を取ろうか悩んでいる人にメッセージをお願いします。
実は私の所属する研究会の仲間には、インストラクターを目指さない普通の主婦の方もいらっしゃるんです。
家族の健康管理はもちろん、自分自身にとっても簡単にできるセルフケアですので。
しかし中医学は『経験の医学』で、学びを続ける事でしか深める方法はないと思っています。
ですが、ツボ押し一つでもその効果は絶大で、私自身も体や心のちょっとした違和感を感じたらすぐに調整するので、この仕事についてからは大きな怪我もなく、マッサージや病院には殆ど行っていません。
ストレッチヨガですが、肩こり腰痛にとどまらず、内科系のお悩みも解決していけるのが他のストレッチやヨガと大きく違う所です。
全ての夢は『健康な体と心』が土台です。自分自身のためにも、また誰かを応援するためにも、大きく役立つ資格です。