子どもや子育てに優しい社会をつくりたい。保育士・菊地奈津美さんの輝く先輩インタビュー

菊地奈津美さんの経歴紹介

1985年生まれ、東京都板橋区出身。聖徳大学児童学科を卒業後、さいたま市および板橋区の公立保育園で7年間保育士として勤務。その後、東京学芸大学芸の森保育園にて主任保育士兼研究員として勤務。2017年4月より想いを同じくする仲間とともにこどもの王国保育園を設立、現在園長を務めている。
保育の大切さをより多くの人に知らせていくことの必要性を強く感じ、2011年に保育士向けのワークショップを開催する団体『Child+』を設立し共同代表を務めてきた。その後、子どもの育ちの大切さを社会に発信するため、保育者が自分の夢を発表する場『保育ドリームプラン・プレゼンテーション』を立ち上げ、代表に就任。 保育学会での発表や、保育雑誌でのカリキュラム編集委員なども務める。
子どもや子育てに優しい社会をつくることを目標に、日々保育/教育活動に尽力している。

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菊地奈津美さんの輝く先輩インタビュー

――その資格を取ったきっかけはなんですか?

保育の道に進もうと決めたのは、実は私自身が幼稚園生だった頃です。幼稚園が大好きだった私はついに卒園の日を迎えるわけですが、「そうだ、先生になったら大人になっても毎日幼稚園に通えるんだ!」ということに気が付き、その頃から「幼稚園の先生になる」と言い続けて大人になりました。
また、小学校2年生の冬に弟が生まれました。先生になりたいと思っていた私は、一生懸命、弟のオムツを替えたり保育園にお迎えに行ったりしてお世話していたことを覚えています。そのまま他の仕事を考えることもなく、私は先生になるんだと思い続けて保育の大学に進み、保育士となりました。保育園・幼稚園両方実習に行き、母親の代わりのように愛を注ぎたい!と思って、一緒にいる時間の長い保育園を就職先として選びました。

――その資格を取るうえで大変だったことはなんですか?

大変だったことは、保育園・幼稚園実習とピアノの練習ですね。実習はとても多くのことを学べて本当にいい経験をさせてもらいましたが、緊張の中、毎日の実習録に追われて大変でした。特に幼稚園実習の時は遅くまでうたた寝しながら書いていましたね。2週間という短い期間で学ぶのはなかなか大変でした。とはいえ、子どもと関わることができて楽しく幸せな経験でもありました。
私が通っていた学校はピアノに力を入れている学校だったので、ピアノは毎日練習していました。ピアノが弾けないと保育士になれないの?と聞かれることがよくありますが、そんなことはありません。でも弾けたほうが遊びの幅も表現の幅も広がるので弾けるといいですよね。大学時代はたくさん練習したピアノですが、現場に出てからは得意な先生に頼ることが多く、だんだん弾かなくなり…今は全然弾けない気がします。これはちょっと残念ですね。時間ができたらまた練習したいなと思っています。

――その資格を取って良かったですか?その理由はなぜですか?

保育士の資格をとって、そして保育士として働くことができて、私は本当に良かったと思っています。毎日可愛くてたまらない子どもたちと苦楽を共にし、その子たちの成長を支えていける、なんて幸せな仕事なんだろうと毎日思っています。もちろん大変なこともありますし、簡単な仕事ではないので、日々反省し日々学び日々成長し続けていかなくてはいけないなんてことも感じますが、そんな保育の奥深さも含めてやりがいを感じています。また子育ては多くの人が通る道なので、保育士としての知識が、自分の子育てにおいても、友達の子育ての相談相手としても役立ちますね。

――最後に、これからこの資格を取ろうか悩んでいる人にメッセージをお願いします。

私は保育士はとても大事な仕事だと思っています。それは私たち保育士が主に携わる0歳~6歳のこの時期が人格形成期とも言われる、人の成長において非常に大事な時期だからです。そんな大事なこの時期に長い時間を共にする保育士。言葉のかけ方ひとつにも、「こんな風に育ってほしい」「こんなことを感じてほしい」そんな願いやねらいを込めて毎日を過ごしています。毎日大好きな子どもたちの育ちのことを真剣に考えながら過ごせる保育士という仕事。私は本当に幸せな仕事だなと感じています。
子ども好きな方、人の育ちや教育に関心のある方にぜひお勧めしたい資格です!これからの日本の未来を担う子どもたちの心を、ぜひ一緒に育てていきましょう。

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