日本玩具、キャラクター玩具のよさを世界に広げたい。美術品商 小材直由さんの輝く先輩インタビュー

小材 直由さんの経歴紹介

1969年東京都杉並区出身。DigingCastグループの創始者。世界の超合金コレクターとして知られる。1974年発売以降のビンテージ合金玩具を保有。2020年には世界初となる「超合金鑑定室」を開設しメディアで取り上げられる。1990年代から日本製(made in japan)超合金合金玩具が少なくなり海外製造になったことに危惧。同時に1980年代の合金玩具の人気が急騰。海外バイヤーやコレクターの買い込みが激しくなり相場が急騰。海外でもSHOGUN WARRIORSの商品名で販売。日本では1997年に超合金魂として復活。その際、特集番組にコレクションの一部を提供。初のテレビ解説を行う。ワールドフォトプレス「フィギュア王」掲載、「開運!なんでも鑑定団」出演等、超合金鑑定士として活躍。2021年にはアメリカ人気雑誌「Splash」に特集掲載された。美術品商の資格取得し、活躍の場を海外にも広げている。また、特撮映画への出演もしており、俳優としても活躍中である。

保有資格

  • 美術品商(超合金合金玩具)
  • 超合金鑑定士
  • 美齢学指導員
  • ジェロントロジスト(南カリフォルニア大学)
  • 高齢者入浴アドバイザー認定講師

Webメディア

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小材 直由さんの輝く先輩インタビュー

――その資格を取ったきっかけはなんですか?

僕のようなコレクターは高額なものを売買したりします。そのため、一回の成約金額が高価であったり、頻繁な売買も発生します。そのために業務適正を実施する責任者として古物商営業法第13条第1項として美術品商の資格が必要になります。また、超合金鑑定士として、自分自身がコレクターであることで、ものの相場を把握する必要があります。鑑定額は市場価格が一般的になります。超合金合金玩具(ダイキャスト)のように世界的に人気のあるものは、日々、需要と供給のバランスによって相場変動します。特に短期間で相場を決定するためには、日本だけではなく、世界相場を把握する必要があります。ここにアンテナを張ることができなければ鑑定できないのです。特にヨーロッパでは人気がありますので、日々勉強です。
 

 

――その資格を取るうえで大変だったことはなんですか?

美術品商資格許可は都道府県公安委員会(警察署)管轄になります。申請内容については、かなり厳しくチェックされます。失格要件というのがあり、過去の犯罪履歴や自分自身の身分をチェックされます。超合金合金玩具(ダイキャスト玩具)は40年以上前の古物になりますので、古物をしっかりと管理できる場所か?古物台帳などもチェックされます。僕の場合は、展示室としてすべてガラスケースに厳重に保管していますので問題ありません。警察が古物商許可を出すということは、警察が古物取引のプロとして認めたということを意味します。ふさわしくない人を認めた場合、警察の責任になってしまいます。審査には最低40日かかります。もちろん現地の確認も定期的にあります。承認されると古物商標識を掲示する必要があります。縦8センチ、横16センチというサイズです。許可番号、氏名を掲載し取り扱う名称も必要です。僕の場合は超合金合金玩具他という記載です。
 

 

――その資格を取って良かったですか?その理由はなぜですか?

超合金鑑定士として認めてもらうには、自らの実績が必要ですから、美術品商資格をとってよかったです。また、売買するお相手も信頼してくますし、安心材料になると思います。驚くべきことは、超合金合金玩具の複製品(コピー商品)も出回っています。かなり精巧でパッと見では判断が難しいものもあります。困ったものです。勘違いしてもらいたくないのは、相場コントロールはしてませんし、現実できません。私の「超合金鑑定室」に多くの方がきてくれますが、年間で数回の棚卸をします。来ていただく度に、展示物が変わっていたりしますので、皆様楽しんでくれているようです。最近では海外バイヤーからの問い合わせも多いですので、美術品商資格があることで安心していただけます。コロナの影響でイベントができていませんが、今後、番組制作や展示イベントなども実施していきたいです。


 

――最後に、これからこの資格を取ろうか悩んでいる人にメッセージをお願いします。

多くのメディアの方に取材をしていただいております。世界的に超合金鑑定士が極少数です。しかし、今後、日本のキャラクター玩具が世界的な人気になり、シリーズ化する可能性もあります。過去にはセルロイド玩具、ブリキ玩具、ソフビ玩具という確立と超合金合金玩具(ダイキャスト)は独自の分野を確立してます。日本玩具、キャラクター玩具のよさを世界に広げていくためにも、僕に続くひとが世の中に増えてもらいたいです。あと、ウェブサイトを開設しました。「超合金コレクター小材直由の超合金鑑定」です。ここでは、古き良き日本製合金玩具(ダイキャスト玩具)をメーカー毎、商品毎に解説しております。またイベントや情報発信もしていく予定です。コミュニティとして、ご興味のある方は、ご覧ください。

ホームページ(http://www.chogokin.jp/)

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