『資格VOICE』は、「本当に役立つ資格を選ぼう」を合言葉に、さまざまな資格の先輩にインタビューを行っています。今回は、アスリートの明日と夢を叶える活動されているアスドリファクトリー代表で管理栄養士の佐藤樹里さんへのインタビューをご紹介します。
佐藤樹里さんの経歴紹介
1989年生まれ、東京都出身。東京医療保健大学医療保健学部医療栄養学科卒業。管理栄養士の資格を取得後に、フィットネスクラブに水泳インストラクター兼管理栄養士として就職。3歳からご高齢の方への水泳指導を行い、また栄養のセミナー講師なども経験する。２年後会社を退職後フィリピン・カナダへ約1年渡航。英語を学ぶとともに現地のブランチレストランでカナダ人のシェフと共に働く。帰国後は高校野球児のサポートをメインとしたスポーツ栄養の会社に務める。1年後、屋号「アスドリファクトリー」代表として独立。現在は健康・スポーツイベントの開催、栄養講座、ダイエット個別サポート、レシピ開発・監修、フードライターとして記事の執筆などを行う。アスリートの明日とDREAM（夢）を叶える！アスドリファクトリー代表。
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佐藤樹里さんの輝く先輩インタビュー
――その資格を取ったきっかけはなんですか？
大学を選ぶ際に、スポーツが大好きだったためスポーツに関わることができる体育大学などを考えていました。
しかし当時”食べないダイエット”を無知のまま行って失敗したことから栄養の重要性を感じたことと、これからは何か資格を持つ時代だと考えました。
そこから色々と調べ、”スポーツ栄養士”に興味をもち、国家資格である管理栄養士を取得できる大学を選んだことがきっかけです。
大学に入学してからは、周りの”病気の人を食事から助けたい！”などといった管理栄養士になる明確な目標や目的を聞き、「わたしはこんな軽い想いで管理栄養士なろうと思ったのに・・・」と、当時は勝手にコンプレックスを抱いていたりもしました。
――その資格を取るうえで大変だったことはなんですか？
大学に入るまで恥ずかしながら自分で調理をあまりしてこなかったため、授業の一つの調理実習ではかなり苦戦しました。
テストでアジの三枚下ろしをしなければならない時は、毎日家に帰っては三枚おろしの練習をしたり、楽しい反面、調理初心者にはかなり難しかったです。
また、管理栄養士養成課程において、３〜４週間病院実習に行く必要があるのですがその病院実習が大変でした。病院では栄養科の事務作業から厨房業務、NST（栄養サポートチーム）やカンファレンスの見学など全てが新しいことばかりで、現場では難しい単語もばんばん使われており、常に頭と身体はフル回転。病院での管理栄養士の需要性や予防医療の重要性を痛感したとともに、もっと知識や技量を高めていかなければと思うきっかけとなった実習でした。
――その資格を取って良かったですか？その理由はなぜですか？
結論としては管理栄養士の資格をとっていて良かったです。
”管理栄養士”だからと企業に勤めているときは資格手当がついたり、”管理栄養士”だからとお仕事をいただけることがありました。資格があることによる権威性が自動的についてくるのかと思います。
しかし個人的には資格をもって満足ではだめで、資格はとってからが本番だと思っています。
――最後に、これからこの資格を取ろうか悩んでいる人にメッセージをお願いします。
食や健康、予防医療などに関わりたい方は基礎知識を身につけるために管理栄養士の資格をとるための課程で勉強に励むことは非常によいことだと思いますし、自分の糧にもなるのでおすすめします！
わたしがお伝えしたいことは、その資格や知識をもって、自分がどんなことをしたくて、伝えたくて、誰にどのようにその人のためになれるのかということだと思います。
考えつづけ自分なりの答えをだしアップデートしていきながら努力を重ねて取得した「管理栄養士」の資格を生かしていただきたいと思います。
人生勉強の連続です！お互い切磋琢磨しながらがんばっていきましょう！
