輝く先輩インタビュー

発達障害の育児を支援。小学校教諭1種免許を活かす鈴木あづみさんの輝く先輩インタビュー

『資格VOICE』は、「本当に役立つ資格を選ぼう」を合言葉に、さまざまな資格の先輩にインタビューを行っています。今回は、発達障害の育児を支援されている小学校教諭1種免許をお持ちの鈴木あづみさんへのインタビューをご紹介します。

鈴木あづみさんの経歴紹介

1977年生まれ。埼玉県出身。明星大学人文学部心理教育学科教育学専修卒業。学生時代から教育の仕事に携わり続けているため、幼児から大学生までの指導歴は20年以上の経歴を持つ。大学在学中に東京都の教員採用試験にストレート合格を果たし、卒業後すぐに都内小学校で教鞭を執っていた。3年後、兼ねてから希望していた特別支援学級の担任として、発達に心配のある児童に日々向き合ってより豊かな人生を送ることができるよう、指導に勤しんできた。発達障害や知的障害のある子どもへのアプローチ法を専門的に学びたいと考え、13年間の教員生活に幕を下ろし、療育機関で科学的な根拠のある療育を学んだ。現在は、これまでのスキルを活かし、発達障害の育児に悩みを抱えているママたちのために、育児に取り入れるだけでかんたんにできる効果的な療育法「10分間おうち療育」を全国に広めている。また、指導者向けの研修会・講演会なども実施している。

保有資格

  • 小学校教諭1種免許

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その資格を取ったきっかけはなんですか?

 小学1年生の頃からの夢である「小学校の先生になりたい」という夢を叶えるために、小学校教諭免許を取得しました。ただ、夢を持ち続けていくことは、非常に険しい道のりでありました。それというのも、私が中学2年生の頃、担任の先生に将来の夢を伝えた時、先生から即座に「辞めた方が良い」と言われてしまったのです。学校の先生から直接そのようなことを聞かされてしまった私は、「教師」という職業に対して絶望感を抱きました。それと同時に、夢を諦めなければなならない、という辛辣な選択をしたのです。
 その後、中学を卒業し、高校生活を送る傍、地域で障害のある成人の方の余暇の充実を目指したボランティアグループで活動をしていました。そこからゆっくりと障害者福祉への興味が湧いてきました。私自身が福祉を生涯の仕事にしようと考えた時「福祉はいつでもできるから、それより好きなことを目指せば良い」という助言をしてくださった方がいました。その言葉が大学生の私の心に沁みわたり、小学校教諭の道を進むことを改めて考え直せたのです。
 それから小学校教諭になるためには小学校教員免許状が必要だということを知ったので、小学校教諭免許を取得できる大学を選択し、見事、免許を取得したのです。

その資格を取るうえで大変だったことはなんですか?

 みなさんが「小学校の先生」と耳にして思いつくのは、おそらく「ほとんどの教科を担任の先生から教わった」ということでしょう。それもそのはず、小学校教員免許というのは、国語や算数など、教科ごとに取得するのではなく「全科」と言って、全ての教科を教えることができるのが小学校の教員なのです。そのため、大学の授業も免許取得のためには、全ての教科の単位を取得しなければなりませんでした。
 一般的に四年生大学というと、授業と授業の間に「空き時間」があり、十分な学びの時間を確保できる環境があると考えられるかもしれません。しかし、私はそうではありませんでした。大学1年生から3年生までは毎日朝から夕方まで空き時間なく授業が組み込まれていました。もちろん、教育学部だったからそういう生活だったのではなく、あくまで小学校教諭免許を取得するためにはこのような生活を3年間必要とする、ということです。
 そして、自分が苦手な科目にも果敢にチャレンジする必要がありました。特に実技試験のある体育や図画工作の授業は、私の苦手意識から非常に気が進まない授業でした。それでも免許取得のためには、とメンタル面で相当な努力をしました。

その資格を取って良かったですか?その理由はなぜですか?

 かつて、教員免許を取得していない大学生だった私がそうであったように、「子どもを教える」という仕事に関していえば、教員免許がなくても就ける職業です。「子どもを教える」という仕事も世の中に溢れています。しかし、学校で担任をするとなると必要になってくるのが教員免許です。この免許を取得したからこそ、私は絶望していた自分の夢を光り輝く未来に変えることができました。
 そして今、自分の事業も教員免許と教師としての経験があるからこそ、世の中のママたちに信頼されて、安心してサービスを提供できる環境にいます。というのも、療育の仕事というものは、決まった資格を必要としない事業所もあります。そのため、利用者様は何を判断基準にして療育を選択すれば良いか、というところから迷いがあるのです。私に教員免許があることを理由に、私のサービスを選択なさるママも多いのが現状です。
 さらに、私自身、自分の事業のクオリティ向上のために、今でも教員免許を生かした仕事をしています。実際の教育に触れることができるのは免許があるからです。

最後に、これからこの資格を取ろうか悩んでいる人にメッセージをお願いします。

 私が取得しているのは小学校教諭1種免許です。幼稚園、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校などの教諭、いわゆる「学校の先生」になりたいと考えているのであれば、教員免許を取得するのは必須です。将来の日本の担い手である子どもたちを教え導いていくという、何とも尊くやりがいのある職業が教員です。免許取得のためには、教職課程がある短期大学、大学、大学院で学ぶ必要がありますし、教職課程を取得する必要があります。学部・学科必修の科目に加えての履修となるため、生半可な気持ちでは挫けてしまうでしょう。ただ、子どもの教育にかける情熱があれば、この資格を生かすことができます。 
 また、教員免許を取得しても、あえて教育界とは別の進路を歩む生き方もあります。免許を取得したからといって、教育の道に進む必要は全くありません。あなたの人生の中での活用法を見出していける、無限の可能性を秘めているのがこの資格の素晴らしさだと思っています。

おわりに

『資格VOICE』編集部です。『資格VOICE』では、鈴木あづみさん以外の先輩が学校教諭の資格をどのように感じているかのクチコミもご紹介しています。学校教諭の資格を取ろうか悩んでいる方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

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