管理栄養士の資格から自分の好きを仕事に。菱沼未央さんの輝く先輩インタビュー

菱沼未央さんの経歴紹介

1989年生まれ、東京都出身。都立国立高校卒業後、神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部栄養学科に進学。大学で栄養学や調理学、人体の構造について学び、食のもつ力に魅了される。ゼミは食と環境技術研究室に所属し、乳酸菌の研究や商品加工を行う。
大学卒業後は管理栄養士の資格を取得し、食品企業に就職。商品開発部門に所属し、食材の扱い方やレシピ考案、マーケットリサーチ、フードコーディネート、写真の撮り方などを学ぶ。
1年後に独立し、フードスタイリング、栄養価計算、レシピ作成、料理写真の撮影、器のプロデュース(ブランド名:パンとごはんと)等を行う。
現在は日本栄養士会、パルシステム、大阪のベーカリーカフェ『LeBRESSO』などの仕事に携わる傍ら、自身の経験を活かし摂⾷障害関連の活動にも力を入れている。摂食障害克服に向けたメンタリンググループ『CHO;CE』の共同設立者、コミュニティ『摂食障害ナニソレオイシイノ』の管理者を務める。

保有資格

  • 管理栄養士
  • 二級惣菜管理士(Ready-made Meal Senior)
  • パンシェルジュ(マスター)
  • 日本コアコンディショニング協会ベーシックインストラクター

Webメディア

ホームページ / Instagram / Twitter

――その資格を取ったきっかけはなんですか?

食事制限が原因で体調を崩し、食事の大切さを身をもって痛感するとともに、自分のような悲しい経験をする若い女性をひとりでも減らしたいと感じたからです。
私は高校時代ハンドボール部に入り、強くなりたい一心で独学で栄養学を学び食事制限と筋トレを行いました。本で読んだ知識を鵜呑みにし、糖質を制限し、たんぱく質中心の食事を摂っていたのですが、体重はどんどん落ちていき、気が付くと食べるのが怖くなっていました。1年足らずで16㎏程体重が落ち、生理は止まり、普通の生活が困難になりました。部活で活躍したくて食事をコントロールしたはずなのに、日常生活すらままならない状態にまで衰弱し、やっと食事の大切さに気付きました。ちょうど進路選択の時期に保健室通いだった私は、養護教諭の先生に自身の気持ちを伝えたところ「管理栄養士」という職業を教えてもらいました。そこで思い切って理転し、栄養学のエキスパートである神奈川県立保健福祉大学の栄養学科を目指し、4年後、無事資格を取得しました。

――その資格を取るうえで大変だったことはなんですか?

大学での日々の課題(臨地実習・授業のレポート)が大変でした。
管理栄養士の受験資格として病院・行政・給食の施設で臨地実習を行うのですが、その時間が私の通う大学は他大学より2倍ほど長く、長期休みの多くを実習に費やしました。実際の現場に出ると、普段授業で学んでいること通りにいかないことも多く、栄養学を実践に落とし込むことの難しさを痛感しました。さらに、栄養管理が患者さんの健康状態や命に直結することを目の当たりにし、自分が取ろうとしている資格の重みを知りました。
また、多くの科目でレポートが課せられており、それを提出するために毎日必死で勉強していました。土日に図書館で栄養学の勉強をすることも多く、本当に栄養学漬けの4年間だったと思います。ただ、大学での日々の課題が厳しかったおかげで、苦労することなく管理栄養士の試験に合格することができました。試験当日、ほとんどの問題がスルスル解けたことを今でも覚えています。

――その資格を取って良かったですか?その理由はなぜですか?

管理栄養士の資格を取って本当に良かったと思います。現在食に関する資格は、民間資格を含めたら無数にありますが、やはり国家資格である管理栄養士を取得したことは、働くうえで大きくプラスになっています。
まず、栄養学の基本が頭に入っているため、栄養関連のコラム執筆や栄養価の高いレシピの考案がスムーズに行えます。さらに、ご依頼くださるクライアントさんにとっても、管理栄養士の資格は安心材料になると思います。食の情報リテラシーが問題になる昨今、コラム執筆やレシピ開発を管理栄養士に依頼するクライアントさんも増えているので、管理栄養士として就職せず、フリーランスで働きたい場合にも資格は重宝するでしょう。
また、資格を取得し日本栄養士会に所属することで、栄養関連の情報も日々正しく刷新できますし、同職種の方との連携が図れるというメリットもあります。
毎日のごはん作りも自然と栄養価の高いおいしいごはんになるのも、資格取得の副産物ですね。

――最後に、これからこの資格を取ろうか悩んでいる人にメッセージをお願いします。

管理栄養士の資格を持っていれば、食に関するフィールドで活躍できる場が広がります。従来の管理栄養士のように、医療施設や老人福祉施設、介護保険施設、児童福祉施設、小・中学校、行政機関などで働かずとも、食関連のお仕事をしたい場合に資格は強みとなります。私は現在フリーランスで活動しており、その業務内容はレシピ開発や栄養価計算、コラムの執筆といった栄養学が必要なものから、フードコーディネートや写真撮り、器のプロデュース等資格がなくともできることまで多岐にわたっています。後者の仕事に資格は直接的には必要ないのですが、私の場合は管理栄養士であることがきっかけでそれらのお仕事をいただく機会に恵まれました。もともと料理やお菓子作り、デザインが大好きだったので、現在好きな仕事ができていて本当に幸せです。この資格を取る最大のメリットは、自分の好きなことを仕事にしやすくなるということだと思っています。勉強は大変だと思いますが、楽しく好きなお仕事をするための試練だと思って、ぜひチャレンジしてみてくださいね!応援しております!

関連インタビュー

  1. 「食行動改善カルテ」を考案。管理栄養士 豊永彩子さんの輝く先輩インタビュー

  2. 1色1色の意味を深めて学んでみたい。しんぽんさんの輝く先輩インタビュー

  3. 発達障害の育児を支援。小学校教諭免許を活かす鈴木あづみさんの輝く先輩インタビュー

  4. アロマテラピーの魅力をマンガで伝える。アロマテラピーアドバイザーふたばさんの輝く先輩インタビュー

  5. 薬を無くすことのできる薬剤師が増えてくれることを願う。薬剤師 宮本知明さんの輝く先輩インタビュー

  6. 経絡ストレッチヨガの普及に従事。ストレッチヨガインストラクター 心菜(シンツァイ)さんの輝く先輩インタビュー

#日本資格大賞

#私を変えた資格

公式Twitter

色々な資格の先輩合格者のクチコミをつぶやいています。 フォローはこちら↓